市建設業協会と懇談会

議会建設企業委員会は市建設業協会との懇談会を去る2月18日に行った。毎年行われている恒例の懇談会であるらしい。1期4年間で4つの常任委員会の委員を務めるため、4期目の私に取っては4回目の建設企業委員会委員のはずである。しかし、2期目の4年間で福祉環境委員会委員を2回務めたため、今回のが3回目の建設企業委員会委員となる。

会長を始めとする役員は市内を代表する、名だたる建設会社の役員である。福祉や教育問題を議員活動の領域と自他ともに認める私にとって、居並ぶ役員の皆様ともほとんどの方と面識がなく、率直に言って戸惑いを感じたことも事実である。

ニュース画像の紹介により昨年の大雪に際し、市建設業協会の皆さんがどれだけご苦労いただき、地域貢献をされたかを改めて知らされた思いである。現状と課題、要望と進行するにつれ、司会を務める副会長のテンションは益々高まり、委員へコメントを求める口調はさながら、交渉?と感じられる緊張感のあるやりとりとなった。それだけ、抱える諸課題が逼迫しているにもかかわらず、毎年の懇談会に同じ要望を繰り返して訴えてもほとんど改善されていないことへの憤懣が感じられた。

建設部当局へも毎年、要望されているようである。結果が出ない要望活動にうんざりしているとの感である。議会として、委員会として建設業協会の要望に理解を示せる課題については3月議会において当局に筋を通していくことは当然の任務である。

市役所・第一庁舎、芸術館の工事について、「もっと安く、もっと早く完成することができたはず」とのその道のプロの言葉は、資材の高騰、労務単価の引き上げ、職人の不足、大雪の影響等々様々な厳しい状況に懸命に対処してこられた建設事務局職員のご苦労を考えると「それほど単純な話ではない」と言いたい。一方で妙に胸に突き刺さったのは私だけではないと思う。